2008年4月8日火曜日

首の疾患からくる肩の痛み

首の疾患も、肩こりや肩の痛みの原因になります。
代表的な疾病は、「変形性頸椎症」「頸部椎間板ヘルニア」「後縦靭帯骨化症」の3つです。
このうち変形性頸椎症と頸部椎間板ヘルニアは、年齢的衰えに関与します。
体は二十歳を過ぎたころからじょじょに衰え始めますが、首も例外ではありません。
年齢的衰えが最も顕著なのが、脊椎の間にある椎間板です。
椎間板は年齢的衰えによってどんどん水分量が減っていくと、外側を覆っている線維輪の柔軟性がなくなり、傷つきやすくなります。
こうした変化が始まると首の安定性が悪くなり、首筋や肩がこりやすくなります。
また、椎間板の水分が減り厚みがなくなると、重なり合う脊椎の隙間がしだいに狭まるり、やがて骨同士が摺れ合い、変形してしまいます。
椎間板と脊椎に起こる年齢的衰えが、肩や首のこりの引き金となる変形性頸椎症と頸部椎間板ヘルニアを引き起こすのです。